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イグ・ノーベル賞とは



 イグ・ノーベル賞とは1991年に創設された、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられる賞のこと。
 その名は「ノーベル賞」に反語的な意味合いの接頭辞を加えたもじりであると共に、「卑劣な、あさましい」を意味する"ignoble"と掛けている。

 毎年10月、風変わりな研究をおこなったり社会的事件などを起こした10の個人やグループに対し、時には笑いと賞賛を、時には皮肉を込めて授与される。
 本物のノーベル賞では、式の初めにスウェーデン王室に敬意を払うのに対して、イグノーベル賞では、スウェーデン風ミートボールに敬意を払う。
 受賞者の旅費、滞在費は自己負担で、式のスピーチでは聴衆から笑いをとることが要求される。
 制限時間が近づくとヌイグルミを抱えた少女が受賞者の裾を引っ張り壇上から下ろそうとするが、この少女を買収することによってスピーチを続けることが許される。

 日本人も今までに12回の受賞経験があり、特に2002年に「バウリンガル」が受賞したことからこの賞はにわかに注目を集めるようになった。

 下に、2006年度に受賞した研究をいくつか挙げておく。

鳥類学賞:なぜキツツキは頭痛がしないかを研究し解説したことに対して。

栄養学賞:フンコロガシ)が食物である糞の好みにうるさいことを説明したことに対して。

数学賞:集合写真を撮る際に誰も目をつぶっていない写真を撮るためには、何人いる場合何枚撮れば確実か、計算したことに対して。

物理学賞:乾燥したスパゲティを曲げると、二つに割れずそれ以上の数の破片になってしまうのは何故か、についての洞察に対して。

生物学賞:メスのマラリア蚊、ガンビアハマダラカは、世界有数の臭さで知られるリンバーガーチーズと、人間の足の匂いの両方に、等しく惹きつけられる事を証明したことに対し。


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