紀元前334年。アレクサンダー大王は、世界帝国を築き上げるため、東へと遠征を始めた。
そして、その途中、ゴルディオン市に立ち寄ったのである。
ゴルディオン市の神殿には、ゴルディアス王の荷車が納められていた。
荷車は杭に固く結び付けられており、これはゴルディウス王自らが結んだという。そして、ゴルディオン神殿の神官はこう予言していた。
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「この結び目を解くことができた者が、全アジアを治める王となろう」
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その後、多くの勇者が、この「ゴルディオンの結び目」にチャレンジした。
しかし、結び目が分からぬほどがんじがらめになっていたため、誰も解くことができなったのである。
そこへ、アレクサンダー大王はやって来た・・・
大王は結び目を見て、即座に「これを解くのは不可能だ」と判断した。
そして、その瞬間、何と彼は「ゴルディオンの結び目」を一刀の下に断ち切ってしまったのである。
大王は、その場にいた群衆に宣言した。
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「私こそが全アジアを治める王となるであろう!」
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その後、彼がギリシャからインドに至るまでの大帝国を築き上げたことは言うまでもない。
まさに、『コロンブスの卵』的な発想である。
既存の観念にとらわれていたのでは、いつまで経っても物事に変化はない。常識を超えた発想があればこそ、新しい発展の道が開けるのである。
この故事は、英語圏では『ゴルディアン・ノット(ゴルディアンの結び目)』と呼ばれ、「常識を超越した手段で、物事を解決する」といった意味で使用される。(To
Cut the Gordian knot)