ペンゲー(ペンゴ)とは、1927年1月21日から1946年7月31日のあいだ使用されていたハンガリーの旧通貨のこと。
ハンガリーは第二次世界大戦後、歴史で記録された中で最高率のハイパーインフレに見舞われ、その結果、物価は16年間で1垓3000京倍に上昇=貨幣価値は1垓3000京分の1になりました。
これは日本円で考えると、1991年に110円だった缶ジュースが、2007年現在で14,300,000,000,000,000,000,000円(143垓円)=日本の国家予算の1787万5千年分に上昇することと同じ。とてつもないインフレです。
このハイパーインフレにより、それまで発行されていた紙幣は紙屑以下の価値しか持たなくなりました。
それにともない、かつてない高額面の通貨が導入されました。
それが10垓=1000000000000000000000ペンゲー紙幣です。
(この10垓ペンゲー紙幣は印刷されましたが発行はされず、実際に発行された最高の額面紙幣は、1垓ペンゲー紙幣でした)
しかし紙幣の減価が進んでいた当時では、この10垓ペンゲー紙幣ですら0.2アメリカドルの価値しかありませんでした。
その後、ハンガリー政府はこのハイパーインフレを収束させるため、1946年8月1日にさらに新通貨「フォリント」を発行しました。
そのレートは1フォリント=40兆京=40穣=400000000000000000000000000000ペンゲーで交換されました。
こうしてペンゲーはまさに「持ってるだけ損」な紙幣としてその役目を終えたのです。